勢い余って椅子が倒れた。 「今日初めて佐田くんに反応したよねあんた…」 朝から"やつ"のことが頭から離れなくて、すっかり奏くんのことを忘れていた。 やだ、私ったら。 奏くんを忘れてしまう時が来るとは…! 私は急いで廊下へと向かった。 おぉ!いた!