空を飛ぶ時、よほどコントロールが上手くなければ、 逆にそれは自殺行為へ繋がる。 まして、天井の高い聖堂とはいえ、室内だ。 勝手を知らないエリアルに、 咄嗟に距離を測る余裕があるとは思えなかった。 何より彼は今、頭に血が昇っている。 案の定、エリアルはセレナがふいっと避けただけで、 攻撃を外した。 「……ちっ!」