エリアルは、まるでセレナに興味が無いといったふうに立ち上がり、 コートを手に取った。 「つれないじゃない。 あなた何しにここに来たのよ」 酒場は、昔から別の意味でも使われてきた。 ……セレナは、そういう誤解されても、 構わないとさえ思っていた。 だが、エリアルは首を横に振るだけだった。 「ただ、飲みに来ただけだよ。 その手の誘いなら、別の奴にしてくれ」