「だってさ…そんな事言うぐらい不安だったんだよな?なのに、ウチは全然気づかなかった…ごめんな?」



「大丈夫だよ!僕の方こそごめんね…優ちゃん…ヒック…」



そう言って夏蓮は泣いてしまった。




夏蓮と出逢って18年…


夏蓮と付き合って2年ぐらいだけど…



まだ、お互いの事が分かってない。いや、わからない。



でも…これから知る事は出来る。



だから…



「夏蓮?大学卒業したら、また言ってよ。」


ウチがそう言うと…夏蓮は一瞬驚いたけど…すぐ笑って…


「うん!!」


頷いた。



この約束が叶うのは…後もう少しーー。