はぁ...今日はいつもより疲れた。
絶対優羽のやつ、なんか企んでるよね、いきなりあんなこと言うなんて。

あ、でも女除けなら納得。
バレたらわたしの命はないことだけはわかるけど。

「...う!美羽!」

「ほぇっ!?な、なに?!心愛」

「なにだって?さっきから何回呼んだと思ってんのよ!」

話も上の空で全然聞いてないし...とブツブツ言う心愛に申し訳なさが溢れる。

「ごめんね!余裕なくって」

「なに、この間のカレーうどんぶっかけた王子と関係あるわけ?」

す、鋭い。さすが心愛さん

「心愛、聞いてくれる?」

「あんた、聞かないって言ったって話すじゃないの。早く話しなさいよ」

やっぱり心愛大好き、どれだけ素っ気なく言ってても、それには愛が感じられるもん。