月曜日。

愛理が珍しく、遅刻せずに朝から学校に居る。

「珍しいね、遅刻しないなんて」

「そう?まあ、たまにはね」

昼休みに愛理と2人で購買に行った。

渡り廊下を歩いていると、外にあるバスケットコートが見えた。

「あっ、龍心」

あたしはバスケをしている龍心を見つけて、立ち止まった。

クラスの友達と楽しそうにやっている。

龍心にボールがまわってくると、一気に何人も抜いて、ゴールへ一直線。

放ったボールは綺麗な弧を描いて吸い込まれていった。

やっぱり、バスケをしている龍心はいつもより何倍もかっこいい。

あたしがその様子を見ていると…、