「うーん、何にしよう?」

「俺カルボナーラ」

「はやっ!」

龍心はいつものようにすぐ決めたけど…、

優柔不断のあたしは、全然決められない。

「エビグラタンかデミグラスオムライス…」

「グラタンはやめといた方がよくない?
明日心結の誕生日だから、多分母さん心結の好きなグラタン作るから」

「あっ!確かに!じゃあ、デミグラスオムライスにしよ♪」

注文を終え、龍心としゃべりながら、明日の計画を立てた。

「明日朝さ、心結が起きるまで心結の部屋で待機して、起きた途端におめでとうって言って、プレゼント渡そうよ♪」


「いいけど、ちゃんと起きろよ?(笑)」

「うん!目覚ましちゃんとセットしておく♪」

「結局、俺が起こしに行きそうだけどな(笑)」

「うっ、そんなことないようにします」

本当に楽しいな〜。

いつものようにしゃべっているだけだけど、こうやって恋人同士みたいに出かけるって。


あたしは幸せを感じていた。