君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜


それからバスケは明日行われる準々決勝まで勝ち残った。

しかし、残念ながら経験者がいないサッカーは初戦敗退。

「やっぱサッカーはバテる〜」

「生まれ変わってもサッカー少年にはなれないわ」

バテバテのあたしと夏澄。

ちなみにりこと愛理はバレーに出ています。

「もっと練習してからじゃないとね〜」

「そうだね、ボール買おうかな(笑)」

なんて冗談を言いながら、教室で休憩していた。

それからクラスメイトが続々帰ってきた。

今日の結果は男女ともバスケは明日の準々決勝出場決定。

ソフトはあたしたちのサッカーと同じ初戦敗退だったけど、バレーはバレー部の活躍もあり、明日の準々決勝に出場するらしい。

「おまえら、よく頑張った!」

帰りのホームルームの時間になったので、ザキヤマが大きな声を出して入ってきた。

「明日の準々決勝もこの調子で頑張ってくれ!!!!!!!!!!
俺もなぁ〜…………」

この日のホームルームが長かったのは、言うまでもない。