次の日の6限目は、ロングホームルームだった。
「えー、クラスの役割を決めたいと思う。
まずは何と言っても、学級委員!
男女1名ずつ、やりたい人!」
ザキヤマが張り切って司会をやっている。
が、立候補する人は誰も居ない。
「学級委員はこのクラスを代表する大切な役割だ、推薦とかそういうので決めたくない。
立候補してくれ〜!」
困った顔をしているザキヤマだが、みんなやる気ないらしい。
あ〜、このままじゃ今日学級委員も決まらずに終わりそう。
そう思ったあたしは、
「はい、あたしやります」
立候補してしまった。
まあ、何回かやったことあるし、いいか。
「じゃあ心奈、よろしく頼む!
あとは男子!」
「女バスがやるなら俺でしょ〜」
そう言って手を挙げたのは、侑希。
どんな流れよ(笑)
「じゃあ、男子は侑希、女子は心奈でいいか?」
ザキヤマの声に、みんな拍手。
どうやら決定らしい。
「ここからは二人で進行してくれ」
「「はーい」」
こうして、あたしと侑希は学級委員になったのでした。