「ありがとう、侑希」

そうにっこり微笑む心奈。

「いっ…、いや、別に///」

心奈の笑顔に照れまくる侑希。

てか、いつまで肩抱いてんだよ。

「侑希やる〜♪」

「いつまで肩抱いて見つめあってんの〜?」

「あっ!ごめん!」

夏澄ちゃんがそう茶化してくれたから、やっと離れた。

ナイス、夏澄ちゃん!

それから何事もなかったように学校に向かった。

が、侑希だけは違った。

いつまでも顔が赤くて、さっきまではうるさいほどしゃべっていたのに、全然しゃべらなくなった。

そんな侑希に、俺はちょっと嫌な予感を感じた。