「…龍心」

「ん?」

あたしの呼びかけに優しい顔を見せる彼。

「仕返し!」

あたしはそう言って、彼の頬にキスした。

途端に真っ赤になる龍心。

「顔真っ赤〜♪」

「うるせぇ」

あたしみたいに顔を隠す龍心が、たまらなく愛おしい。

「龍心」

「今度はなんだよ?」

まだ口元あたりを隠してる彼の目を見て言った。

「大好き!」

これからもずっと、傍に居させてね?