心奈side
「おはよ」
「おはよう!」
龍心と2人で留守番した夜から数日経ち、お盆休みが終わった。
朝起きて1階に降りると、龍心があたしに気づいて笑顔を向けてくれた。
今日は久しぶりの部活!
そして今日の部活終わり、侑希に言うつもり。
「やっぱり二人っきりにしたのが正解だったわね〜」
「ほんとだな」
お父さんもお母さんも、あたしたちが仲直りして安心していた。
もちろん、心結も。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、帰ってきたらバスケの練習付き合って!」
「いいけど、元気が残ってたらね(笑)」
「同じく(笑)」
いつもの我が家が戻ってきたのでした。