君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜


なんて考えていたら、

ピカッ!ゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!

「きゃーー!」

2発目が鳴った。

完全に泣き始めたあたし。

小さい頃から雷苦手だったから、とりあえずタオルケットにくるまった。

「ぐす…ふぇ…怖いよぉ〜」

タオルケットの中でびくびくしていると…、


「心奈、大丈夫か!?」


龍心が来てくれた。

「ふぇ…龍…ひっく…心…うっ…怖いよぉ〜…」

龍心を見て安心したのか、さらに泣き出すあたし。

「大丈夫、心奈が寝るまでここに居るから、もう寝な?」

ベッドに座ってあたしの頭を撫でてくれる。

「うん…」

あたしはそのままベッドに横になった。

龍心はずっとあたしの頭を撫でてくれている。

やばい、ドキドキするじゃん。

余計寝れなくなるじゃん。

あたし、侑希の彼女なんだよ?

龍心にも彼女居るんだよ?

わかっているのに、ドキドキが止まらない。