心奈side
朝ごはんを二人分作って、食卓に並べた。
「龍心、できたよ」
リビングでテレビを見ている龍心を呼ぶと、こちらを振り向いた。
久しぶりに二人きりだから、なんかドキドキする。
「おう、ありがとう」
龍心がこちらにやってきて座った。
「「いただきます」」
二人でご飯を食べ始めた。
初っぱなから無言はキツいよね?
何か話そう!そしていつも通りに戻ろう!
「「でもさ」」
あたしと龍心の声がハモった。
「何?」
「いや、心奈先言っていいよ」
「気になるし」
「そんな大したことじゃねぇし」
なんて言いながら、結局あたしから言う事に。