「てことで、りゅうと2人で家のことよろしくね」
「「は?」」
えっ、今ハモったよね?
恐る恐る振り向くと…
「りゅう…」
寝起きの龍心が立っていた。
あたしと同じく、知らなかったようだ。
「俺聞いてねぇんだけど」
「変なケンカしてるからこうなるのよ。
仲良く家のことやってちょうだい」
嘘でしょ!?このタイミングで!?もお!
「じゃあ、そう言う事だから」
「「いってきまーす!!」」
にこにこ笑顔でリビングから出ていった両親。
お前ら新婚かっ!
って、今そんなツッコミ入れてる暇じゃないでしょ!
緊急事態だよ!
龍心と微妙な感じなのに、二人っきりってどーすればいいのよ!?
