幸せそうな顔をして言う侑希。
あれ?前のあれって、まだ付き合ってなかったってことか?
まあでも、そうだとしても、もう遅い。
「おー!やっとか!おめでとう、侑希!」
「あざっす!」
啓介は侑希のこと可愛がってるし、嬉しそうだな。
「おめでと」
俺もちゃんとおめでとうって言えたわ。
「あざっす!」
嬉しそうに笑う侑希。
「……あいつ、泣かせんなよ」
俺今どんな顔してんだろ?
でも確かに言えることは、これは兄としてではなく、男として言ってるってことだ。
侑希も何かを感じたらしく、真剣な顔して、
「当たり前っすよ」
そう答えた。