君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜



他愛もない会話をしながら電車に揺られ、学校に着いた。

「相変わらずですな〜」

体育館に入ると、龍心と玲菜先輩がしゃべっていた。

その二人を冷やかす夏澄とりこ。

「おっはよー!」

背後から元気な挨拶が聞こえた。

「侑希」

声の主は侑希だった。

あんなことがあったけど、侑希は変わらず接してくれている。

「シュート練しようぜ、シュート練!」

あたしを気遣ってか、龍心たちから一番遠いゴールでシュート練をしようと誘ってくれた。

「よし!やるぞー!」

あたしも頑張って元気に振舞った。