君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜



1階に降りると、リビングには心結しか居なかった。

「おはよう、お姉ちゃん」

テレビを見ていた心結はあたしに気づいてテレビから視線を外した。

「おはよう、みー」

心結の頭を撫でて、あたしは洗面所に向かった。

「よかった…。目、腫れてない…」

龍心と玲菜先輩が付き合っているということは、男バス、女バスの部員全員が知っている。

見せつけるように仲良く話している二人を見るのはさすがに辛くて、毎晩のように泣いている。

泣き疲れて、いつの間にか寝て、お母さんに起こされる。

毎日その繰り返し。

あたしって泣き虫だな。