次の日の朝、あたしは何と目覚ましで起きることができた!

でも…、

「頭痛い…」

なんか体だるいし、夏バテかな?

昨日はりきりすぎたからかな?

なんて思いながら、着替えて部屋の外に出ると、龍心もちょうど部屋から出てきた。

「本当に自分で起きれたんだな」

「まあね」

「お前、なんか変だけど大丈夫?」

そう言ってあたしの顔を心配そうにのぞきこむ龍心。

やばい、朝からドキドキする。

「顔赤いぞ?」

それはきっとあなたのせいです。

「気のせいだって!早くご飯食べて行こうよ」

「あっ、おう…」

龍心は納得してなさそうだけど、あたしは階段を降りて食卓に向かった。

何か食欲なかったけど、きっと夏バテのせいと思って、無理やり口の中に入れた。

それから電車に乗って、龍心と学校に行った。