少しだけ 緊張していた
「言わなくていいの?」
「・・・え?」
「海の事・・・ 思い出の海だって」
鈴乃は そう言いながら
心配そうな顔をしていた
「言わない・・・ だって
言ったら 遥人
嫉妬しちゃうから」
せっかくのデートだから
楽しみたい
初めてのデートだから・・・
尚更だった
でも これ以上
裕の事を 想いたくない
今だって わからないのに・・・
「大丈夫だよ? 楽しんでくるから!」
「・・・藍実」
きっと 鈴乃はわかって
いたのかもしれない・・・
私の笑顔が 作り笑顔だって
裕への想いを 忘れる
だから・・・あの海に行くの
「言わなくていいの?」
「・・・え?」
「海の事・・・ 思い出の海だって」
鈴乃は そう言いながら
心配そうな顔をしていた
「言わない・・・ だって
言ったら 遥人
嫉妬しちゃうから」
せっかくのデートだから
楽しみたい
初めてのデートだから・・・
尚更だった
でも これ以上
裕の事を 想いたくない
今だって わからないのに・・・
「大丈夫だよ? 楽しんでくるから!」
「・・・藍実」
きっと 鈴乃はわかって
いたのかもしれない・・・
私の笑顔が 作り笑顔だって
裕への想いを 忘れる
だから・・・あの海に行くの



