・・・昼休み


私は 鈴乃とお昼を食べていた


「それ・・・マジで?


あの海に 遥人君と行くの?」


さすがに ビックリしてる


当たり前か・・・


「・・・うん 決めたから」


「でも あの海は


藍実と裕君にとって


思い出の場所なんでしょ?」


「・・・」


わかってるよ・・・


それぐらい


「いいの どうしても


遥人と行きたかったから・・・」


私は 少し笑って言った


これ以上 裕の事を


想っていても 辛いだけ・・・


これ以上 辛くはなりたくない


「それに 裕には


彼女がいるんだよ?


いつまでも 未練があっても


仕方ないでしょ?」


「・・・藍実」


きっと そうでも言わないと


ダメになってしまう


そんな気がした