---遥人side---


藍実を家まで送っていた


さっきは 少し驚いた


『私・・・遥人の彼女だよね?』


どうして そんな事


聞いてきたのかわからなかった


でも・・・藍実は不安になっていた


「なぁ・・・藍実」


「何?」


「あまり 無理すんなよ?」


藍実は 強がったり


無理をしてしまう所がある


だから・・・不安にさせちゃ


いけないんだ


「・・・もう 平気だよ?


遥人が居るから」


そう言いながら 藍実は


少し笑っていた


その言葉を・・・俺は


信じてもいいのか?


藍実の心には あいつが・・・


沢村が居るんじゃないか


そう 思ってしまう


「・・・どうしてかな?」


「え?」


突然 藍実がそう言ったのが


聞こえた


「ねえ・・・ もしだよ?


もし 遥人が私の事


忘れたら・・・思い出してくれる?」


「・・・ああ」


俺は お前の事を簡単に


忘れたりしない


不安に・・・させたくないから