---遥人side---


あの時・・・ 初めて


藍実の涙を見た


その時から ずっと


放っておけなかった


・・・1年前


俺と藍実は クラスが


別だった


最初の印象は


少し冷めた感じの子だった


「藍実ー! お昼一緒に


食べよう!?」


「うん いいよ」


友達・・・かな?


いつも こうやって


彼女に話しかけてる


でも・・・いつも見ていて


思う事がある


それは いつも悲しい顔を


している事


元気がないというより・・・


何かあったのかって感じだった


ある日 帰ろうと


鞄を取りに 教室に


戻っていた


「藍実・・・ まだ気にしてるの?」


教室に着くと そんな声が


聞こえてきた


「私なら もう平気だよ?」


「でも・・・」


「本当に大丈夫だから!」


その声は 藍実と鈴乃ちゃんだった