私が好きなのは・・・裕じゃない


遥人に心配かけちゃいけない


「・・・ごめんね? 遥人」


「もう大丈夫か?」


そう言いながら 遥人は


私の肩を押した


「・・・」


「あいつの事で・・・悩むなよ?」


ドクン


わかってる・・・


遥人が言いたい事は


「・・・悩んでないよ」


裕の事で 悩んでない・・・


ただ どうすればいいのか


わからないだけ


「裕は・・・私の事を


2年も思い出さないままなの


これ以上・・・想うのが辛いよ」


すると 遥人の掌が


私の頬にそっと触れていた


「・・・もう泣くなよ」


「え?」


私・・・また泣いてたの?