「それは 内緒・・・」


なんか ちょっと


強引だな・・・


私は 翔君に手を引かれながら


歩き出した


どこ・・・行くんだろう?


「藍実ちゃん ちょっとだけ


目を瞑ってくれる?」


「え?」


「大丈夫だよ 言っただろ?


元気になれる場所だって・・・


俺がエスコートするから


心配しないで」


私は 言われた通り


目を瞑った


なんか・・・ちょっと


不安になって来た


しばらくすると 止まった


「いいよ 目を開けて?」


ゆっくり目を開けると


そこには 景色が


広がっていた


「ここって・・・」


「俺だけの秘密の場所


藍実ちゃんをどうしても


連れて来たかったんだ」


「ありがとう・・・」


「元気 出た?」


「・・・うん 少しは」


すると 翔君は私の手を掴んだ