彼氏・・・


私は 翔君と浮気みたいな事を


しているの?


あの日・・・海の家で


翔君とキスをした


なかった事にしたい・・・


でも 唇が覚えている


「藍実・・・俺に何か


言いたい事 ある?」


ドキン


手が一緒震えた


「・・・え?」


「わかるよ・・・大丈夫だから


怒ったり 責めたりしないから」


「・・・」


涙が溢れて来た


ぎゅ


裕に抱き締められた


「言いたくないなら・・・


無理して言わなくていい


別に無理強いはしないから」


「・・・裕」


いつまでも 裕の優しさに


甘えてたらダメ・・・


そんな気がした