だけど 断る理由がなかった


「・・・うん そうだね」


そう言いながら 頷いた


どうして私は いつも


ずるいんだろう・・・


「・・・藍実?」


そんな私に 気付いたのか


裕は私に近付いた


そして 私の前に立つ


「・・・裕?」


「俺は 何があっても


藍実が好きだよ・・・」


ドキン


ウソじゃない・・・


だけど 私は自分の気持ちを


言う事が出来ない


「・・・私」


「大丈夫だから・・・


まだ 迷ってるんだろ?


俺 待つから」


そう言いながら 裕は


少し笑っていた


私は 裕にそんな顔を


させていたの?


そう思うと 涙が出そうになった