私だって そこまで強くない


もしかしたら・・・


思い出したのかもって思う事もある


どうしても・・・あの子じゃなきゃ


ダメなの?


私は・・・裕の事 わかっているのに


知っているのに・・・


それなのに・・・どうして?


自分がこんな嫉妬深いなんて


そう思うと 涙が溢れて来た


「藍実ちゃん? 大丈夫?」


裕が 心配そうな顔で


私に声をかけて来た


大丈夫じゃない・・・


「・・・どうして?」


「え?」


私は 何を言うつもりなんだろう?


「もう・・・放っておいてよ」


そう言って 私は教室を出た


これ以上 裕と一緒に居るのが辛い


どうにかなってしまいそうだった


ガシ


「藍実!」


腕を掴まれて 振り返ると


遥人が息を切らしていた