もう・・・どうすれば


いいのかわからない


泣くな・・・


泣きそうなのを堪えた


「ごめん・・・大丈夫だから


離してくれる?」


すると 翔君は私の腕を離した


「藍実!・・・と翔?」


ドキン


振り返ると 裕が立っていた


「なんで・・・翔が」


「やっぱりお前は


彼女を泣かせてばかりだな


現にこうやって


藍実ちゃん泣いてるだろ?」


翔君は裕を睨みながら


そう言った


違う・・・これは


裕のせいじゃない


でも うまく話せない


「翔・・・」


「お前にチャンスやるよ」


そう言いながら 翔君は


裕に向かって歩き出す


そして 裕の前に止まった


「チャンス?」


「そうだな・・・1on1で


勝負しないか?


中学の時 よく遊びで


やっただろ?」


それって・・・バスケ?


確か裕と翔君は


バスケ部で2人共


すごくうまいって聞いた事ある


「お前は途中で事故ったり


高校もバスケ部に入らなかったよな?


藤川さんの世話してたし・・・」


「・・・だからなんだよ?」


すると 裕が私の方を見た