「身体が少し弱いみたいだけど


自分のそういうの


利用するなんて 最低だよ?」


翔君の言葉は まるで


棘があった


「おい! 翔・・・」


「やめて!」


思わず声を出してしまう


これ以上・・・ケンカは


しないでよ


「・・・藍実」


「私は・・・やっぱり


迷惑だったの?


だから こんな風に


ケンカするの?」


自分でも 何を言っているのか


わからない


「なら・・・そう言ってよ


そんな遠回しな言い方


しなくても・・・いいから」


涙が溢れて来た


泣きたくないのに 止まって


くれない・・・


気が付けば 私は走っていた