神坂君に告白されるなんて


思いもしなかった


私は どうしたいの?


自分でもどうしたいのか


わからない・・・


「藍実?」


ドキン


名前を呼ばれて 振り返ると


遥人が立っていた


「・・・遥人」


「今 帰りか?」


「・・・うん」


何も 迷う必要ないのに


だけど・・・今は


こんなに不安になってる


私は 遥人に抱き着いた


「どした?」


「・・・少しだけ


こうさせて」


こんな風に 遥人に


甘えるみたいな事をしても


仕方ないのに・・・


ただ・・・心のモヤモヤしたのが


消して欲しかった


私の彼氏は 遥人だって


思いたかった


遥人は 私の髪をそっと撫でた


「なんか・・・珍しいな


こんな風に 藍実が


甘えてくるなんて」


「・・・だって 好きだから」


自分に言い聞かせるように


そう言った