・・・帰り道


遥人に家まで送ってもらった


空は少し薄暗い・・・


「なんか・・・ごめんね?」


「気にすんなよ 彼女を


家まで送るのは当たり前だろ?」


彼女・・・か


「そっか・・・」


気付けば家の前に着いて居た


なんか・・・あっという間だな


「じゃあ・・・また明日ね?」


すると 遥人は私にキスをした


「元気出た?」


そう言いながら 唇を放す


「うん・・・出たよ


ありがとう」


私は 笑顔でそう言った


「バイバイ」


遥人に手を振って 家の中に入った


少し・・・ビックリした


唇に触れると まだ感触が


残っていた


きっと 遥人は私が元気ないって


思ったんだ・・・


「・・・何やってるんだろう? 私」


本当・・・何やってるの?


私は 自問自答していた