わかってる・・・ 私だって


2年間 心が痛かった


それは 今も変わらないから


裕は私の肩を押した


「・・・ごめん」


「え?」


突然 謝って来た


どうしたんだろう?


「藍実には・・・ 永原が


居るんだよな?」


ドクン


「・・・」


「俺さ 藍実の事忘れてる時


夢見てたんだ・・・


あれは きっと藍実だったんだよ」


「・・・裕」


私は ずっと忘れた事なかった


遥人と付き合って居ても


心のどこかに 裕を想っていた


それぐらい・・・大好きだったから


「裕は・・・何も悪くない


私があの時・・・ 一緒に


図書館行こうなんて 言わなければ」


自分でも泣いているのがわかった