第2弾しましまパンツマン

「理久、相応しくない音がしないか?」

切り出したのは大学のオケ(管弦楽)部、コンサートマスターを務める貢。
絶対音感に加え、様々な楽器の音を1度に聞き分ける耳は、かの聖徳太子にも劣らないという定評がある。


「そうか?ボイラーが老朽化してんじゃねぇ」

暢気に応える理久に「そんな音ではないな」と貢は首を捻る。


雑音が間を刻み、しだいしだいに大きくなっていくような気がし、貢は思わず廊下へ出た。


「防音装置のスイッチが入っとらんのじゃろうか?」

「そんなバカな! 何度も点検して」

妙な会話が耳に入ってきた。


「ほんでも、この騒音は例の部屋から聞こえてくる、アイツの……」

「番頭さん、確認してきてちょうだい」

「ワシが!?」

「一応、男性でしょ!? あのお客様」