でーんの話にアタフタしていたなっしーは、ピタッと動きを止めて固まった。
でーんは手早く携帯を取り出し、電話する。
「でーんやけど、イチノちゃん。今、スカイラン氏の軽トラが……かくかく然々」
心配顔で聞き耳をたてるなっしーを見ながら、でーんは要件を伝えて電話を切った。
「旅館の仲居イチノちゃんに伝えてあるから、大丈夫や」
イチノと聞いて、なっしーの顔が険しくなる。
前回、旅館に泊まった時。タライに入れられ、石鹸で手荒くゴシゴシ洗われた記憶が甦ったのだ。
――陣頭指揮をとったのが、イチノという仲居。
石鹸を買いに出掛けた時も遠回しに「臭い」と言い、車の窓を全開にし、挙げ句は梨の実騒動の折、タライを思い切り振り回し気絶させたのも、イチノという仲居だった。
でーんは手早く携帯を取り出し、電話する。
「でーんやけど、イチノちゃん。今、スカイラン氏の軽トラが……かくかく然々」
心配顔で聞き耳をたてるなっしーを見ながら、でーんは要件を伝えて電話を切った。
「旅館の仲居イチノちゃんに伝えてあるから、大丈夫や」
イチノと聞いて、なっしーの顔が険しくなる。
前回、旅館に泊まった時。タライに入れられ、石鹸で手荒くゴシゴシ洗われた記憶が甦ったのだ。
――陣頭指揮をとったのが、イチノという仲居。
石鹸を買いに出掛けた時も遠回しに「臭い」と言い、車の窓を全開にし、挙げ句は梨の実騒動の折、タライを思い切り振り回し気絶させたのも、イチノという仲居だった。



