「え、え!?陸!?何して…」

「ん、付いた」

「付いたって…?」

「キスマーク♪」

「キ、キ、キスマーク!?//」



満足そうに笑う陸に、
雫の体温が上がる。

吸い付かれた首筋を
手で押さえた。


キ、キスマークって
あの真っ赤な痛々そうな、

────アレ?!//



「もっと付けていい?」

「!?だ、だめっ!」



ひゃーっ、と
雫がリビングへ逃げ込んだ。

その姿に陸が
ぷっと吹き出すように笑う。



───幸せ過ぎて、

どうしよう。