放課後のE組教室。

雫がひょこっと
教室内を覗き込んだ。



「あ、居た」


でも友達と話してる…

もうちょっと後に来れば
良かったかな…


雫がウロウロしてると
町田の視界に雫が入って。



「…どうしたの、雫ちゃん」


町田が雫の元へ駆け寄った。



「…話が、あるの」

「…話?いいよ、どこで話す?」

「体育館裏でもいい?」

「分かった、行こうか」



アッサリとした町田に
雫が違和感を感じた。

まるであたしが、
来るのを知ってたかのような…