あたしの記憶がフラッシュバックした。


目の前で笑っている修ちゃん。

この人…。

この男は…。





『君のお父さんが借金したお金。俺のお金なんだよ花梨ちゃん』


『可愛がってあげるよ』


『君は俺のことを忘れるんだ。この薬を飲んで』


『また必ず迎えに行くよ花梨』







あたしを閉じ込め、
あたしを壊し、
あたしの記憶を消して、
もう一度近づいてきた男。