「とにかく、今日の夜組の全員にお前と清香のことを紹介する。呼びに行くまで部屋からは出るな」


親父に言われるがまま、夜が来るのを部屋で待ち時間が来た。

「時間よ」


呼びに来たのは清香ママだった。

この人を見ると、花梨のことを思い出す。



…花梨は元気だろうか。



「今行きます」


そう言って立ち上がった時だった。


~♪


着信音が部屋の中に鳴り響く。

「電話?」


「…みたいですね」


画面を見ると表示名は愁だった。



俺はすぐに電源を落とそうとした。

「出ていいわよ」

清香ママにそう言われ、俺はしょうがなく電話に出ることにした。