私…神楽が好きで良かったな。



妖に恋するっていいな…。








神楽が私を後ろから抱き締める。



神楽は私よりも背もがたい
も違うから、小さな私は
すっぽりと神楽の中へとおさまる。






「くるみちっちぇ。」



「小さい私はいや…?」



「全然。むしろ好き。好きだよ。」





神楽と唇を合わせる。

さっきよりも長めのキス。







「くるみ、……―――。」





神楽は私に囁いた。



ほら。またあんなこと言って。



そんなこと言うから、

神楽のこともっともっと
好きになっちゃうんじゃん。




神楽、知っててやってる。


絶対に。