……―――朝食を食べ終わった
私たちは、今私の家に向かっていた。
「ここが私の家だよ。」
「ここか。じゃ、明日から
くるみの事迎えに行くわ。」
「ほんと?!やった…!!ありがと。」
「おう。」
そんな会話をしながら、
玄関の扉を開けようとしたら、
お母さんが出てきた。
「あら…。って!くるみ!
どこ行ってたの?!お母さん
心配したのよ?!連絡くらい
しなさい!分かった?!」
「すいません。昨日は
俺ん家にいたので。連絡も
なしに連れて行ってすいま
せんでした。」
「あら…?あなた誰?
くるみの彼氏さん?」
少し、微笑みながら
そう言ったお母さんに、
神楽は、
「はい。彼氏です。“くるみ”のね。」
やけに私を強調して言うんだな…。
「あら。そうなの?良かったわ。
あなたかっこいいのねぇ。
まぁ、上がってくださいな。」
「はい。」
なんか、彼氏ってこと
認めてもらえた…?
しかも、私のお説教、
神楽のおかげで少なくすんだし…。
神楽って何気なく、
気を遣ってくれるんだよね。
神楽の優しいところ。
私の部屋に入ると、数分して
お母さんが飲み物を持ってきた。
「ゆっくりしていってね。」と
部屋を出ていく際、
「くるみ…!あとで、神楽くんの
話、聞かせてよね…!!」
小声で私にお母さんはそう言ってきた。
「あ~。はいはい。」と適当に
私はあしらっといた。
だって、早く神楽と
二人になりたいんだもん。
お母さん、めんくいだから、
聞いてくるだろうとは思ったけど…。
当たってた。
「くるみ。」
「ん?」
そう言って、神楽を見れば、
私は神楽にキスされた。
軽めのチュッとしたキス。
唇が離れたとき、二人で笑いあった。
こういうのも悪くない。



