妖恋愛




「くるみ、ここ俺ん家。
家族は、父さんと母さんと、
兄弟が3人。」




「へぇ。神楽兄弟いるんだ。」



「あぁ。俺いれて4人、で、
俺が真ん中っ子。」



「そうなんだぁ…わっ!…きゃっ!?」






神楽と話していると、後ろから
誰かに抱き締められた。





少し、顔を後ろに向けてみると…、







え…。
なにこのイケメンさん…。





「君。可愛いね。俺、君みたいな子猫
本当に好き。食べたくなるね。」





な、なんと!!!



いきなりこの人は何をおっしゃる!



ぶ、無礼者っ…!!!





「おい。キモ兄貴。くるみに触んな。」



神楽、今兄貴って言ったよね…?

お兄さんですか…!?




「くるみちゃんって言うんだー。
名前まで可愛いな。」


「はぁ?何言ってんの?
とにかく父さん呼んでこいよ。」


「そんなキレんなよ。神楽ちゃん。
まぁいい。呼んでくるなー。」





「おとなしく待ってるんだよ?
俺の子猫ちゃん。」と手をヒラヒラ
させて家の中に入っていったお兄さん。





「あの人。神楽のお兄さん?」



「あぁ。あいつは、一番上の兄貴、
龍雅(りゅうが)だ。」




へぇ。
龍雅くん…。




「へぇ。かっこい「あいつのこと
かっこいいとか思ったら襲うから。」




ひぃぃっ…!!
すいませんでした…!


心の中で必死に謝っていると、






「おぉ、神楽。久しぶりだな。」




神楽の家からなんかとても
若い男の人が出てきた。




「あぁ。久しぶり、父さん。」


「えぇ?!お父さん?!わかーい!」




あまりの若さに声をあげてしまった。




「そなたは誰だ?可愛い子猫じゃないか。俺たちに食われに来たか?」






え…。
何このノリ。




てか、ちゃっかり
抱き締められちゃってるんですけど。



「そなたは、背が小さいな…。
いくつだ?」



「えと…、ひゃ、156です…。」



「156?!小さいな…。
やはり子猫と言う名がピッタリだ。」






抱き締められたまま、
会話していると、神楽が、




「おい。このエロくそキモ親父。
くるみから離れろよ。

2度とこいつに触んな。きめぇんだよ。
親父もそうだが、龍雅もだ。触んな。

くそ親父は母さんが居んだろ?
だいたい、くるみを見てる
その目がエロいんだよ。

このくっそじじぃが。」






いやー…、

見事な早口でした。



よく噛まなかったな…。
滑舌良いんだね!!








…じゃなくて!!



こんな私を庇うような
言い方されたら…。






ドキン。



ドキン。






胸の鼓動が速い。






ほらね。“好き”が積もった。








すると、