妖恋愛

(もうやめるんだ。)






神楽を好きになるのはやめる。







そう決心した私は、


制服の袖で涙を拭い、



階段を下りた。









……――――この時。




神楽が私の存在に気づいていて。




悲しいような寂しいような、
そんな顔をしながら私を
見ていたなんて、当然知らない。