「ちっ。」

俺が舌打ちをすると、葉山がビビった。


「だよな。

俺には関係ねぇか。」


そういいながら、葉山の上を降りた。

そのままドアに向かう。


「いがらし....くん?」


「なに?」

途中で葉山に呼ばれ、うしろを向く。

「あのさっ。なんか変だけど.....大丈夫?」


「だな。

こんなのキャラじゃねっつーの。」


俺は数学室を出た。