部屋には私の甘い声が響く。
頭がボーっとしてきて、もう体は麻痺しそう。
恥ずかしくて、声も止まらなくて。
でも、止めてほしくなくて。
「ひゃっ・・・・あぁぁぁンっ・・・」
頭が真っ白になって、体の血が一点に集まる感じ。
ふっ・・・と体の力が抜けて
ベッドに沈み込んだ。
「イった?」
肩で息をする私を体を上げて覗き込む優君。
イく・・・?
ボーっと優君を見つめると満足そうに笑って
「かわい・・・」
甘いキスをする。
そして・・・・
「痛っ・・・・・」
「ひな、力抜いて・・・」
優君が入ってくるのがわかる。
でも痛すぎて・・・・
こんなに痛いの?
無理だよ・・
ギュッと目をつぶる。
「ひな・・・」
いつもより優しい声が聞こえる。
目を開けると辛そうな優君。
ギュッと抱きしめられて、耳元で
「好きだよ」
熱い息と一緒に聞こえた優君の声。
「えっ・・・」
そんな甘い言葉を一切言わない優君からの思いがけない声だった。
そしてズンっと言う衝撃と共に
「ああぁっ・・」
深く、繋がった。

