私は、急いで食べ皿を重ねた。

「今日は隼人が作ったの?」

「はい。お口に合いませんでしたか?」

「いいえ。美味しかったわありがとう。」

隼人は微笑むと、皿を奥へ持って行き扉に掛けていたスクバを持ちそのまま炎トラスまで向かった。

玄関を出ると、

「今日は何があるか楽しみですね。」

「そうね。」

2人で他愛もない話をしながら登校していると、遠くからバイクの音が聞こえた。


だんだん音は近くなり、本当に一瞬だったかもしれないが見えたのは同じ学校の茶髪に赤メッシュ。

その他で4台バイクが通った。

「同じ学校でしたね。」

「あぁ。先頭の奴見たことあるきがしたんだが。」

「隼人も?」

「あぁ。」