忙しくて悲しくてドキドキな恋



まず、1日目の感想はこれから楽しそうですけど、見物人が来なくなる日はあるのかって言うこと。


自由な校則でもあるので、不良が居たらどうしよう。


「不安か?」


「えぇ、暴走族が居るって言っていたので。」

「あんまり1人になるなよ?」

「えぇ。分かってるわ。」

「萌乃は抱え込みやすいからな。」

隼人は頭をポンポンと撫でた。

私はその手を退けることはしなかった。


小さい頃、私がこんな事をしていて背も高かったのにいつの間にかこんなに成長していたんだな。

少し見上げると、隼人は笑いながら

「本当に猫みたいだな。」

と言った。