ダイニングルームに着くと、先に来ていた制服姿の隼人が居た。

「萌乃様、良くお似合いです。」

隼人も様になっていてカッコいい。

学校で凄く騒がれそうだ。


美佳茶や晶も似合うんだろうな。


点いていたテレビから昨日の記者会見の様子が放送されていた。


朝食を食べ終わり、スクバを持って玄関に向かった。


「いってらっしゃいませ。」

侍女や執事が口を揃えて言った。


玄関を開けると陽気な太陽が向かえてくれた。


「じゃあ、萌乃行こうか。」

「えぇ。」


私と隼人は門からロータリーに繋がる道の横を歩いて、舞桜学園に向かった。