忙しくて悲しくてドキドキな恋



私はりんごジュースを片手に、まず美奈架の両親の元へ行った。


「美奈架のご入学おめでとうございます。」

「ありがとう。萌乃ちゃんもおめでとう。はい、これ。」

美奈架のお母さん(なーさん)から貰ったのは、昨日にお願いしたプリのストラップだった。

「どうもありがとうございます。」

「これからも、SSや高校でよろしくね。」

「はい。」

私と隼人はお辞儀をして次に向かった。

陽菜莉の両親の元に。

「萌乃ちゃんおめでとう!」

「ありがとうございます。」

「いつもながら、陽菜莉がお世話になってるわ。」

「こちらこそお世話になってますよ。」

「そうかい?また家においで。」

「はい。失礼します。」