1分後__

ばぁやが入ってきて、ドレスをもう1度着た。

お団子ヘアにしてもらって、グロスだけを塗った。

記者会見と同じ格好をして、鞄に荷物を入れた。

まだ寒いだろうと、白のカーデガンを羽織った。


「萌乃様、やはりお綺麗です。」

「ありがとう。行きましょう。」

30分しか経ってないが、予定より早く進む癖が付いてしまってるので、部屋を出ると椅子に座って待っている隼人が居た。



「では、行きましょう。」

ばぁやと隼人は私の後ろに付き、エントラスに出るときはいつも通り頭を下げている侍女と執事が居た。

ロータリーに止まっている車に乗り出発した。